臨床検査技師について

臨床検査技師という言葉が一般的になってきたのはここ数年のことのように思います。
もちろん以前からあった職業ですし、その必要性は変わることがありません。
むしろ近年では医療の進歩、また高度化が進み、専門職を活用した分業化も進みました。
そして専門職に求められる知識や技術も高度なものになってきています。
では臨床検査技師の資格があると、どのような仕事が待っているのでしょうか。
病院ではよく耳にする血液検査、尿検査、痰などを調べる検体検査があります。
それと超音波や心電図、脳波測定、眼底検査といった生理機能検査を病院の検査室で行っています。
他の職場としてはクリニックや健診センターでの仕事があります。クリニックでは病院と同じ内容の検査をすることが多いようです。
ですが健診センターは病気ではなく、健診にくる健康な人を対象に行いますので、検査の内容もより多くなってきます。
血液などの検体検査はもちろんですが、エコーといった生理機能検査なども増えてきます。
かなり幅広く対応する能力が求められていると考えておく必要があります。
他には民間の医療機関で行われている臨床検査センターでの仕事があります。
これは病院などでは検査しきれない内容のものが送られてきますので、より専門的な検査になるのではないかと思います。
それ以外には治験関連施設での仕事があります。これはこれから開発を目的とした薬や治療に関わる仕事ですので、知識や経験が必要になるかもしれません。
いずれにしても臨床検査技師の資格があると、職場も働き方にも幅が広がるとのではないでしょうか。

Comments are closed.